- Ako Suzuki
非常事態時のアメリカ大統領vs日本の首相
最終更新: 2020年9月2日
アメリカに住んでいると、日本文化とアメリカ文化の違いを大きく感じるタイミングがよくあります。
いま、日本では新型コロナウイルスの影響があちこちに出ていますが、一国のトップの判断や言動が、国民の日常を大きく変えてしまうことがあります。
※在米中に困ったら『領事館』へ

2019年10月、西日本〜東日本で猛威を振るった
台風19号

東北地方の皆様を含め広い範囲で被害が出てしまった事は皆さまの記憶にもまだ新しいところだと思います。
「非常に強い」勢力で日本列島に上陸する台風はそうそうないらしく、
2018年台風21号も記憶に新しいところですが、その前は1993年台風13号まで遡るそうです。
こんな大規模な台風、
アメリカなら大統領が非常事態宣言を出す事態
トランプ大統領お得意のツイッターで、台風について語る姿が目に浮かぶようです。
そんな中、日本では非常事態宣言どころか、首相はラグビーの事をツイッターで呟かれていました
テレビのニュースでは散々
命を守る行動を最優先にしてください
過去の経験を頼らず、早め早めに避難してください
と、尋常ではない事態だとわかるアナウンスが続いていたのに
一国の首相たるもの、国民の非常事態に
何もリーダーシップを見せてくれないとは…
自分の命は自分で守る という文化が根付いているアメリカ 右へ習えでマニュアル通りにきちんとやるという文化の日本 どちらも一長一短だと思うのですが、 少なくとも日本文化には いざというとき、指針を示す首相の発言は必要だったのではなかったのかなぁと感じました。 非常事態宣言→経済の悪化 色々あるのは分かりますが、 国民の命が最優先ではないのでしょうか?
アメリカには『危機管理庁』があり災時に素早い対応が出来ますが日本には残念ながら「緊急事態管理庁」創設が見送りになったそうです。
今、新型コロナウイルスへの対策で、政府の対応にいろいろな考えを国民皆が持っているタイミングです。
今こそリーダーシップを見せて欲しいなと感じるのは私だけでしょうか…